✝  真理、自由、愛の年にしたい2019

 

 ご降誕祭の光に照らされて、私たちが皆新しい年を新しい希望をもって始めることができますように。

 

去りゆく2018年は、世界中のあちこちで戦争、飢え、など多くの災難が絶え間なく続く1年でした。日本でも地震、洪水、台風の災害がありました。まもなく始まる2019年に、人々が兄弟的な世界を作る努力してくれるように神に願いましょう。

そして、大津の皆さんの一人一人の上に、ご家族の上に神の恵みが豊かにありますように祈ります。

 

 

 2019年の1020日に梅村昌弘司教が大津教会を訪問してくださり、堅信の秘跡を授けます。5年ぶりです。この司教の訪問は堅信の秘跡を受ける兄弟姉妹のためだけだと思わないで下さい。共同体全体のためにも大切です。司教様のご指導をいただけるし、また自分が受けた堅信の恵みを再び思い起こす機会でもあります。堅信の恵みは、堅信の秘跡を受ける日だけにいただくのではなく、一生の間に毎日与えられています、望みさえすれば。司教様の訪問を機会に、2019年を聖霊の一年にしたらどうでしょうか。

 

  ここでイエスはいつも聖霊のうちに働いていたことと、教会も聖霊によって誕生し、聖霊によって導かれていることを思い出して、自分たちのうちの聖霊の働きを考えてみたいと思います。

 

  イエス・キリストは聖霊によって、人となったこと(ルカ135)、イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けられた時、聖霊はイエスの上に下ったこと(ヨハネ322)、公生活の初めに主の霊がご自分の上におられると言ったこと(ルカ418)、復活された時聖霊によってイエスの地上の体が栄光の体になったこと(ローマ811)、復活後イエスが弟子たちに聖霊を与えたこと(ヨハネ2022)。こうしたことを知っている私たちは、イエス・キリストと聖霊との一致に深く感嘆させられます。

教会も聖霊によって誕生して(使徒言行録24)、聖霊の働きによって地に至るまですべての国にイエスの証人となっています(使徒言行録18)、また教会は聖霊によって一つの体になるのです(エフェソ44)。

 

 わたしたちも聖霊によって生きています。聖霊によって洗礼を受け、堅信によって聖霊に強められ、ミサをささげるとき聖霊に満たされるのです。聖霊の働きは多くありますが、特に三つの働きを考えてみましょう。真理によって私たちを生かす働き、私たちを自由にする働き、わたしたちを愛に生きる者とする働きです。

 

  真理の霊は(Ⅰヨハネ56)私たちに真理をことごとく悟らせて(ヨハネ1613)真理そのものであるキリストにあずからせてくださり、(ヨハネ146)私たちを真理のうちに生きさせます。聖霊のおかげで少しずつ私たちが真理の人、真実な人、偽りのない人、人の前でお芝居をしない人となれます。

 

 イエスが弟子に「真理はあなたたちを自由にする」と言いました(ヨハネ832)。やはり自分がどういう者であるか、何を目指して生きるかを悟って、初めて自由になれます。偽りの父である悪魔は(ヨハネ1844)わたしたちを奴隷にしてしまいます。お金、パワー、性の欲望などの奴隷にしてしまいます。わたしたちを自由にしてくださる方はキリストご自身です「もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる(ヨハネ836)。パウロはこれを強調しています。「この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです」(ガラテヤ5.1)、それは聖霊を与えることによってです。「主の霊のおられるところに自由があります」(Ⅱコリント317)。

そして、聖霊はわたしたちを神の愛にあずかる者にしてくださいます。「わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです」。(ローマ55) 互いに愛し合うように、人に仕えることができるように、役に立てるような人になることができます。

 

最後の晩餐のときにイエスは弟子たちに言われました。「互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる」(ヨハネ1335)。互いに愛し合う方法は二つあります。一つは今苦しい生活を送っている人たちに手を差し伸べて、彼らの試練を軽くすることです(マタイ2531)。もう一つはこの状態の原因をなくすことです。人を圧迫する社会を兄弟的な社会に変えることです。経済的、政治的、あるいは社会の偏見など、その試練の原因を正し、無くすことです。社会における人の地位に従って責任は異なるでしょうが、自分がその力がないと思って何もしないことはいけないことです。少なくとも恐れないで自分の考えを言いましょう。皆がそうするなら、世論が変わってきます。

 

私たちは真実な人、偽りのない人、真理によって生きる人、自由な人、責任をもって自分の明日を創る人、そして愛によって生きる人、人に仕える人、役に立てる人になりたいに違いありません。これを目指してこの一年間努力をして、若々しい精気に満ちた共同体に!

 

 

協力司祭 カンペンハウド神父

(教会報144号記事より)